【ソウル聯合ニュース】12月19日の韓国大統領選挙に出馬を表明した無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補と野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補が6日に野党陣営の候補一本化に向け会合を行うことを表明し注目が集まっている。
 両候補は一本化の方式について具体的に言及するよりは、政権交代の必要性に対する認識を共有し、候補一本化は戦略ではなく政治改革のためであるとの点で合意するのではないかと予想される。
 安氏は5日に光州市の全南大学で行った講演で、政権交代に向け一つにならなければならないと強調し、▼既得権勢力に勝つことのできる一本化▼価値と哲学を共有する一本化▼未来を変革する一本化――の3原則を提示した。
 文候補もこれまで、政権交代は時代の要求であり、候補一本化が政権交代に向けた国民的要求だと主張してきた。
 両候補は政治改革策を立案する共同委員会構想で合意する可能性も高いとみられる。
 文候補は安候補に対し共同政治刷新委員会構想を提案してきた。安候補も同日、政治革新に対して合意してこそ、政権交代を通じてより多くの国民の思いを集約できると応じた。
 ただ、候補一本化をどのような方式で行うかについては両候補間で意見が異なる。
 安候補は「それぞれの公約も完成していない状況で一本化の方式のみを協議するのは誠実さに欠ける」としている。総合政策発表が終了する10日以降に政策連合と一本化の方式について協議することを提案する可能性があるとみられ注目される。

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