【ソウル聯合ニュース】韓国初となる人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」(KSLV-1)の打ち上げ延期の原因となったゴムリングの破損は、ロケットと発射台の連結部位にある隙間のために生じたとの分析結果が出された。
 教育科学技術部と航空宇宙研究院は5日、同日開かれた打ち上げ管理委員会で先月26日に予定されていた打ち上げが当日に延期となった原因について結論が出されたと明らかにした。
 打ち上げ延期後にあらためて設定された今月9~24日の打ち上げ予定期間に変更はなかった。
 韓国とロシアの調査の結果、燃料やヘリウムが注入されるロケットと発射台の連結部分の気体密封用ゴムリングに亀裂が生じたのは、ロケットの接続部位がヘリウムガス注入の過程で接合部から分離し隙間が生じたことが原因だったと明らかになった。
 先月31日に問題の部品を交換しテストした結果、6時間にわたり問題は発生しなかった。打ち上げ管理委員会は問題部品を交換して打ち上げ準備を進めており、9~24日に再設定された打ち上げ予定期間に変更はなかった。14日以降に打ち上げられる可能性が高い。

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