朴氏は「持続可能な平和」「信頼される外交」「幸せな統一」を外交安保政策の3本柱に掲げた。
北朝鮮の挑発に対する抑止力の観点から韓米同盟を含む包括的な防衛力量を高め、外交安保政策の混乱を防止するため管制塔の役割を果たす「国家安保室」(仮称)を設置すると明らかにした。
また「第2の韓国海軍哨戒艦撃沈事件と延坪島砲撃事件は決して容認しない」と力を込めながら、韓国軍兵士が命を懸けて守った北方限界線(NLL、海上の南北軍事境界線と位置付けられる)に対するいかなる挑発も許さないと述べた。
北朝鮮核問題については「韓米中3カ国による戦略対話」などをはじめ多角的な交渉を通じ解決していく方針を示した。
朴氏は、「朝鮮半島信頼プロセスを通じ南北関係を正常化する」と述べ、いわゆる「南北代表部」の役割を担う「南北交流協力事務所」を両国の首都に設置すると約束した。
さらに「南北関係発展のためなら北朝鮮の指導者と会う」としながら、朝鮮半島経済共同体建設の基礎をつくり北朝鮮の経済力向上のためインフラの充実と国際金融機関への加入を支援すると強調した。
統一への道筋として、経済共同体を通じた小さい統一からはじめ、政治統合の大きな統一を目指すことを原則として提示した。
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