【ソウル聯合ニュース】韓国国防部がアラブ首長国連邦(UAE)と共同で国際軍飛行訓練センター(DEFS)設立を推進していることが1日、分かった。
 同センターの設立が確定すればT50高等訓練機約20台をはじめ、7000億ウォン(約513億6500万円)規模の航空機などの輸出が見込まれる。韓国軍消息筋は「(センターを)UAEに設立する方向でUAEと協議している。来年初めには合意することを期待している」と述べた。
 UAE側はほかの国から投資を誘致して同センターを設立し、韓国側はT50や装備を韓国が輸出する方向で話し合いが進められているもようだ。消息筋によると、UAE側は昨年1月に派遣された韓国軍「部隊の活躍を高く評価している。
 また、UAE側は韓国軍が江原道で運用中の科学化戦闘訓練場の施設と装備、訓練マニュアルなどの輸入を希望しているという。科学化戦闘訓練場は銃器に似た装備を利用し、実戦を想定した戦闘感覚を身につける訓練施設。
 2010年から今年までの間に、韓国軍はUAEに警戒ロボットシステム、無人航空機地上統制装備、ロケット砲、爆薬など約517億ウォンを販売した。部隊派遣前の輸出額(2005~2009年)の約3.5倍にあたる。
 消息筋は「UAEは徴兵制導入を含む兵務行政システムと軍需支援体系自動化など、国防運営体系全般にわたり韓国軍の支援を求めている。輸出に伴う問題についても話し合いがまとまりつつある」と話した。

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