【ブダペスト聯合ニュース】スロバキアの現地工場を撤収させようとしたサムスン電子が、スロバキア政府による2800万ユーロ(約28億8700万円)の支援金提供の申し出を受け、撤収を取りやめたことが分かった。現地メディアが30日、伝えた。
 スロバキアの日刊紙「デイリースロバキア」は、欧州の景気低迷により外資系企業が相次いで撤収の動きをみせていると報道し、サムスン電子の事例を紹介した。
 同社は下請工場も含め4万人が勤務する現地工場を撤収させようとしたところ、スロバキア政府が直ちに投資追加支援金を提示したため存続を決めたという。
 また同紙は、現地の日系企業が従業員の削減を決め、その従業員たちの再就職先としてサムスン電子をあっせんしていると伝えた。

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