北朝鮮非難ビラ散布を阻止する住民=29日、坡州(聯合ニュース)
北朝鮮非難ビラ散布を阻止する住民=29日、坡州(聯合ニュース)
【坡州聯合ニュース】南北境界線に近い臨津閣(京畿道・坡州)で29日、韓国の保守系団体が計画した北朝鮮非難ビラ散布を阻止しようと、近隣の商店主や住民が座り込みを行った。保守系団体はビラ散布の場所を近くの駐車場に移し強行したが、住民らとの衝突はなかった。
 同団体は同日午前11時に臨津閣でビラ散布の準備作業を始めた。20余りの保守系団体で構成されたこの団体の会員約40人が参加した。
 しかし臨津閣の商店主や住民がこれに反発し、同日午前10時40分ごろからビラ散布の場所を先に占拠。ビラ散布の自制を求め座り込みを行った。
 住民らは26日、坡州警察署に11月25日までの予定で集会申告を届けた。
 臨津閣の商店主は「市民団体はビラを散布すればそれで終わりだが、ここの住民たちはビラがまかれるたびに不安な思いをする。観光客減少による影響も受ける」と話し、ビラ散布の自制を求めた。
 同団体は住民らの反対を受け、500メートルほど離れた別の場所からビラ散布を強行した。

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