【ソウル聯合ニュース】韓国統一部がまとめた統計によると、1~9月に韓国入りした北朝鮮脱出住民(脱北者)は計1086人(男性303人、女性783人)となった。月平均は約120人。このペースだと今年1年間の脱北者数は約1440人と予想され、2005年(1382人)以降の低水準になるとみられる。
 脱北者数は2001年に1046人と初めて1000人を超えてから、増加傾向にあった。2006年は2026人と2000人を上回った。2007年は2553人、2008年は2804人、2009年は2914人、2010年は2401人、2011年は2706人だった。
 韓国政府は脱北者の入国が急減したのは、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去後、北朝鮮情勢が不安定となったのに加え、中国の脱北者強制送還が国際問題になり、中朝当局が国境地域で取り締まりを強化したためとみている。中国に定着する脱北者が増えているとの分析もある。
 これまで韓国入りした脱北者数は計2万4193人となる。

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