【ソウル聯合ニュース】北朝鮮外務省は25日、先ごろ北東アジアを歴訪した米国務省のデービース北朝鮮担当特別代表の発言を批判した。
 北朝鮮外務省報道官は同日、2005年の6カ国協議共同声明を北朝鮮が破棄することは大きな間違いで、共同声明の履行に努めるよう求めたデービース特別代表の発言を「妄言」だと非難した。共同声明には北朝鮮の核放棄などが盛り込まれている。
 また同報道官は「米国は共同声明で決められた義務をまったく履行せず、われわれにのみ履行しろというのは言語道断だ」と主張した。
 さらに、米国が軍事的威嚇と経済制裁を強化し敵視政策を継続していることが、「核の抑止力をさらに強化させる方向に追いやっている」とした。
 韓国で行われる北朝鮮非難ビラの散布や軍事的挑発には即時、軍事的な打撃を加える姿勢を強調した。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0