脱北者団体「自由北韓運動連合」の5人は25日午前7時、京畿道金浦市の山からビラ20万枚と米1ドル紙幣1000枚をつけた大型風船を北朝鮮に向け飛ばした。
同団体の朴相学(パク・サンハク)代表は「非難ビラ散布は脱北者たちが韓国で見て感じた事実を北朝鮮の両親、兄弟に手紙形式で送るもので、これを阻止することは表現の自由の侵害に当たる」と述べた。また、「韓国は北朝鮮の対南工作に振り回されている」と指摘。ビラ散布が南北対立を誘発させる原因にはなりえないと主張した。朴代表は今後も非公開でビラ散布を行う考えを示した。
脱北者団体でつくる「北韓民主化推進連合会」は22日午前、南北境界線に近い臨津閣(京畿道・坡州)からビラを散布する予定だったが、韓国軍と警察に阻止され中止した。だが、同日午後、江華郡河岾面に場所を変えビラを飛ばした。
北朝鮮は今月19日に、同団体が臨津閣で北朝鮮を非難する内容のビラを散布する計画を発表したことについて、「ビラ散布の動きがあれば即時に西部戦線(司令部)の警告なき無慈悲な軍事的打撃が実行される」と警告した。
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