【ソウル聯合ニュース】サムスン電子と米アップルの特許訴訟で、オランダ・ハーグの裁判所は24日、アップルが主張するスマートフォン(多機能携帯電話)などでの商用技術侵害について、サムスンの特許侵害はなかったとする判断を下した。
 アップルが侵害されたと主張していた特許は、2本以上の指で画面を自在に拡大・縮小できる「マルチタッチ」。アップルは同特許がサムスンのスマートフォン「ギャラクシーS2」やタブレット型多機能端末に使われているとし、訴訟を起こしていた。
 ハーグの裁判所は昨年8月、アップルの仮処分申し立てに対しても「特許侵害はなかった」と判断している。
 サムスン電子は判決を受け、「当社の製品がアップルの知的財産権を侵害していないことが確認された。今後、オランダ市場に革新的な製品と技術を供給する」とコメントした。
 両社の特許訴訟をめぐっては、今月18日に英ロンドンの裁判所で控訴審判決があった。同裁判所はデザインを侵害されたとするアップルの主張を認めない一審判決を支持した。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0