【ソウル聯合ニュース】産銀金融グループの姜万洙(カン・マンス)会長は23日、韓国産業銀行が保有する韓国GM(旧GM大宇)の持ち株売却に関連し「慎重に決定する」と述べた。
 姜会長はこの日、企画財政部・国税庁・関税庁・調達庁・統計庁に対する国会企画財政委員会総合国政監査に証人として出席した。その席で趙正シク(チョ・ジョンシク)議員(民主統合党)から韓国GM持ち株売却の可能性を問われ、このように答えた。
 同行は韓国GMの株主総会特別決議案件に対する拒否権付きの持ち株15%を保有している。
 趙議員は「持ち株の全てを手放せば、韓国GMの思い通りに生産物量調整や構造調整が可能になってしまう。業界が敏感になっていることを踏まえ、姜会長は適切な判断で業界を安定させるべきだ」と指摘した。
 韓国GMは同行が保有する同社の持ち株17.02%と償還優先株を全株買い取るとの意思を、ゼネラルモーターズ(GM)のティム・リー海外事業本部社長を通じ姜会長に口頭で伝えている。
 現在、韓国GMの残りの持ち株82.98%はGM系列社が保有している。GMが同行の保有持ち株を買い取れば韓国GMを100%子会社化できる。
 GMは同行が保有する拒否権が韓国GMの経営戦略の障壁になると判断し、持ち株の買収に乗り出したとされる。

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