【ソウル聯合ニュース】外資系銀行がクレジットカードのキャッシングサービスで多大な利益を上げている。
 カード業界などによると、クレジットカード事業を扱う英金融大手のスタンダードチャータード銀行と米シティバンク銀行の9月のキャッシングサービスをみると、利用客の約80%に24~30%の金利が適用されたことが分かった。
 金利だけをみると、キャッシングの平均金利が22%台のクレジットカード会社や、39%台の消費者金融と大差ない。
 預金金利などは1桁の低利率にもかかわらず、それで調達した資金で高金利のキャッシングサービスを行い、多大な収益を上げていることになる。
 高金利のキャッシングサービスは信用等級の低い低所得層に集中しており、家計の悪化に拍車をかけていると指摘される。
 一方、地方銀行もキャッシングサービスで高収益を上げている。
 キャッシングサービス利用客のうち、24~30%の高金利キャッシングの利用客は釜山銀行で73.4%、光州銀行で68.8%、慶南銀行で67.6%に達した。
 クレジットカード会社関係者は「金融当局の各種規制により収益性が悪化したため、キャッシングサービスの拡大に関心が集まっている」と分析した。

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