【モスクワ聯合ニュース】ロシアの有力研究機関「国家エネルギー安全保障財団」のコンスタンチン・シモノフ総裁は23日、モスクワで開かれたセミナーで講演し、ロシアの天然ガスを北朝鮮経由で韓国に供給するパイプラインの建設計画について、北朝鮮がパイプラインを閉鎖してもロシアは液化天然ガス(LNG)を代替供給し、ガス供給に支障がないようにする方針だと伝えた。
 ロシアはパイプラインの建設事業とともに、ウラジオストクでLNGターミナルの建設事業を推進していると説明。非常事態にはターミナルで生産されたLNGを韓国に供給する計画という。
 シモノフ総裁はパイプライン事業が韓国と北朝鮮に経済的利益だけでなく、朝鮮半島情勢の安定にも貢献するとの考えを示した。北朝鮮も政権交代以降、パイプライン事業に対する積極的な態度に変化はないという。
 韓国とロシアは2013年から約3年をかけてパイプラインを建設し、2017年からガス供給を開始することで合意している。

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