【ソウル聯合ニュース】韓国と米国は24日、ワシントンで北朝鮮問題などを話し合う定例の安保協議(SCM)を開催する。協議には韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官、パネッタ米国防長官らが出席する。
 両国は協議で▼北朝鮮情勢と対北朝鮮政策▼北朝鮮の核・大量破壊兵器▼韓国軍の弾道ミサイル射程延長を盛り込んだミサイル指針改定の追加措置▼韓国への戦時作戦統制権移管▼在韓米軍基地移転――などについて意見を交換する。
 韓国国防部関係者はミサイル指針改定の追加措置について、「北朝鮮のミサイルと長射程砲を迎撃するシステム『キルチェーン』の構築について議論する」と明らかにした。「標的を見つけ出し、伝え、攻撃する過程のシステム化が必要で、両国の情報共有が求められる」と説明した。
 協議に先立ち、23日には鄭承兆(チョン・スンジョ)韓国軍合同参謀本部議長とデンプシー米統合参謀本部議長が出席する韓米軍事委員会(MCM)のテレビ会議が開かれる。当初、委員会はワシントンで開催される予定だったが、韓国側は「最近の安保状況を考慮し、長官と合同参謀本部議長が同時に国を空けるのは望ましくない」(合同参謀本部関係者)と判断し、テレビ会議を実施することにした。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0