羅老宇宙センターに設置されたロケット「羅老」の模型=(聯合ニュース)
羅老宇宙センターに設置されたロケット「羅老」の模型=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国民の10人に8人が人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」(KSLV-1)の3回目の打ち上げが成功または失敗に終わっても、ロケット開発事業を継続すべきだと考えていることが分かった。
 世論調査会社の韓国リサーチが23日までに公表した調査結果によると、回答者の80.4%が打ち上げの成功、失敗に関わらずロケット開発を積極的に支持すると答えた。調査は聯合ニュースが依頼し、全国の成人1000人を対象に電話で行われた。

 その理由として「韓国独自のロケットが必要」(33.7%)、「宇宙開発が国家安保と密接に関係しているため」(30.3%)などが挙がった。
 回答者の76.0%は「羅老号開発を通じ韓国の宇宙開発水準が向上した」とし、打ち上げを肯定的に評価している。2021年の打ち上げを目指し事業が推進されている韓国独自の技術によるロケット(KSLV-2)についても好意的な反応がみられた。
 韓国独自の技術によるロケット開発事業についての認知度は34.2%と高くはないが、74.1%が開発計画を支持している。
 また、53.4%が韓国の宇宙開発技術水準が米国、ロシアなど先進国の50%以下であると認識している。この差を踏まえ57.0%が宇宙開発予算の増額と思い切った投資が必要と答えた。

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