GCF理事会の会場を訪れた李明博(イ・ミョンバク)大統領=20日、仁川(聨合ニュース)
GCF理事会の会場を訪れた李明博(イ・ミョンバク)大統領=20日、仁川(聨合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】開発途上国の温暖化対策を支援する国際機関「グリーン気候基金(GCF)」の理事会が20日、韓国・松島新都市で行われ、事務局を同市に設置することを決めた。
 事務局の誘致には韓国やドイツなど6カ国が名乗りを挙げていた。当初はGCFの臨時事務局があるドイツが有力視されたが、韓国が追い上げ、逆転に成功した。誘致先は日本など24カ国の理事国による投票で決定された。
 GCFは開発途上国の温室効果ガス削減や気候変動対策の支援に取り組む新機関。2010年に開かれた国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)で創設に合意した。2020年までに総額8000億ドル(約63兆4720億円)の基金を設立する計画だ。基金の規模は国際通貨基金(IMF)や世界銀行(WB)に匹敵する。

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