【木浦聯合ニュース】韓国南西沖の黄海で不法操業していた中国漁船員が韓国海洋警察官の撃ったゴム弾で死亡した事件と関連し、木浦海洋警察署は18日までに、韓国側の検問・検査に武器を振り回して激しく抵抗した中国漁船員11人に対し特殊公務執行妨害容疑を適用し、逮捕状を請求する方針を固めた。
 海洋警察は17日に韓国に移送した主船の船員11人と従船の船長、機関長、船員1人の計14人に対し、徹夜で取り調べを行った。
 現場で撮影された映像には、主船の船員11人が斧やのこぎり、くわなどを手に警察に激しく抵抗する姿が収められており、海洋警察は処罰に問題はないと判断している。
 一方、従船の船長、機関長、船員1人については、排他的経済水域(EEZ)での無許可操業の容疑で立件する方針だ。
 これら中国人船員は16日午後、韓国のEEZに当たる全羅南道新安郡・紅島の北西約90キロの黄海で不法操業中、海洋警察に拿捕(だほ)された。この際、40代船員の張樹文氏が海洋警察の撃ったゴム弾を胸に受けて死亡した。
 海洋警察の関係者は「取り締まりの際に中国人船員が死亡するという残念な事故が起こったが、武器を手に激しく抵抗し、取り締まり要員の生命を脅かした船員らについては、法にのっとって処分する」と話している。

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