【ソウル聯合ニュース】韓国で伝統的な男女の役割が変化し、育児休暇を取得する男性が増えていることが分かった。
 今年1~9月までに育児休暇を取得した男性は1351人だった。雇用労働部が17日までに集計した。
 これは前年同期(1031人)比31%増加した数値で、昨年1年間に育児休暇を取得した男性(1402人)に肉薄する。
 育児休暇制度は1987年の男女雇用平等法改正により導入されたが、無給であるなど支援制度が整わず有名無実化していた。2001年11月からは育児休暇中も一部給与が支払われることになり、利用者が増え始めた。
 政府は育児休暇中の給与を50万ウォンの定額から、通常の給与の4割(最低50万ウォン~最大100万ウォン)に引き上げ制度を奨励した。
 だが、育児休暇を取得するのはほとんどが女性であるため、男性の取得を促す支援策が必要だという指摘が出ている。今年の育児休暇取得者に占める男性の割合は2.8%。
 雇用労働部は今年8月から300人以上の事業所について無給3日だった配偶者の出産休暇を最大5日(3日間は有給)とし制度改善に乗り出した。この制度は来年2月2日から300人未満の事業所にも適用される。

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