フランスは、景気減速に苦しむ自国の自動車メーカーが韓国車の輸入増でさらに打撃を受け、人員削減などを余儀なくされているとして、8月に韓国車の優先監視をEUに要請した。フランスによる優先監視要請はセーフガード(緊急輸入制限)を発動する際に必要な手順で、監視の実施にはEUの同意が必要になる。
欧州委員会のデフフト委員(通商担当)は今月初め、現地マスコミのインタビューに対し「フランスの要請内容を検討しているが、フランスの主張は簡単に言ってしまえば真実ではない」と述べ、優先監視に否定的な見解を示した。
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