【ソウル聯合ニュース】韓国外交通商部の崔京林(チェ・ギョンリム)自由貿易協定(FTA)交渉代表は17日、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国や韓国、日本、中国など16カ国が推進するアジア地域包括的経済連携(RCEP)が韓国経済の安定的成長の基盤になるとの考えを示した。
 大韓商工会議所で同日開かれたRCEPに関するセミナーで述べた。
 崔代表はRCEPについて、世界的不況などからの衝撃を減らし、韓国経済の安定的成長に向けた基盤づくりの面で意味があると強調した。その理由についてRCEPの参加国に韓国との貿易高1~3位の中国、ASEAN、日本が含まれている点を挙げた。
 過去10年間の東アジア国家の平均成長率は6.0%で、全世界平均の3.6%を上回る。世界経済における東アジアのシェアも2000年の22%から昨年は28%に拡大した。
 崔代表はまた、RCEPが東アジア共同体を推進する基礎になると指摘。協議を進める過程で域内国家間の政治的対立を解消し、欧州連合(EU)のような共同体構想に発展させることができると強調した。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0