【木浦聯合ニュース】韓国南西部の黄海上で不法操業をしていた中国漁船の船員が、韓国海洋警察が撃ったゴム弾で死亡した事故を受け、光州市に駐在する滕安軍中国総領事が17日に木浦海洋警察署を訪れ、事故の経緯を聴くとともに公正な調査を要請した。
 海洋警察側は滕総領事に対し、警察の検問・検査に協力せず、武器を用いて抵抗するといった違法行為に対しては、公権力を使用せざるを得ないと説明した。
 滕総領事はまた、木浦海洋警察署に移された船員7人と2時間近く面談した。船員から詳細な経緯を把握したとみられる。
 中国人船員らは16日午後、韓国の排他的経済水域(EEZ)に当たる全羅南道新安郡・紅島の北西約90キロの海上で不法操業中、取り締まりに当たった海洋警察に刃物などを振り回した容疑で逮捕された。この際、40代の中国人船員が海洋警察の撃ったゴム弾を胸に受けて死亡した。

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