【ソウル聯合ニュース】中国人船員の死亡事故をもたらした漁船の不法操業がここ数年の間に急増していることが、17日までに分かった。
 韓国農林水産食品部によると、2001年6月に韓中漁業協定が発効してから現在までに、不法操業で韓国当局に拿捕(だほ)された中国漁船は4628隻と集計された。
 拿捕数は2005年に584隻でピークに達した後、減少傾向を見せたが、2010年から再び急増している。2010年の370隻から昨年には537隻に増え、今年は今月14日までで333隻に達する。平年、不法操業の取り締まりの3分の2が10月15日から年末にかけて行われることを考えると、今年の拿捕数は600~700隻に上るとみられる。
 政府関係者は「韓国が取り締まりを強化した面もあるが、中国漁船が韓国の海域の豊富な水産資源を狙い不法操業を強行しており、問題が深刻化している」と話した。
 韓国排他的経済水域(EEZ)で下半期の2艘曳き網漁業が始まった16日には、韓国南西部の黄海上で不法操業中だった中国漁船の船員が、韓国海洋警察が撃ったゴム弾で死亡する事故が発生した。

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