【ソウル聯合ニュース】韓国語と英語を双方向に自動通訳するスマートフォン(多機能携帯電話)向け無料アプリケーションがリリースされた。
 韓国の知識経済部は、17日から自動通訳アプリ「GenieTalk」を米グーグルと米アップルのスマートフォン向けアプリストアを通じ無料でダウンロードできるようにし、試験サービスを開始することを明らかにした。
 GenieTalkは、観光や日常生活で使う用語を中心に、韓国語27万語と英語6万5000語を認識し、基本的な意思疎通に無理がない程度の通訳を支援する。知識経済部は「現在世界最高レベルと評価されるグーグルの韓英自動通訳技術より、韓国語の認識率と通訳の精度が高い」と説明した。
 同アプリは知識経済部が支援する「ソフトウエア・コンピューティング産業の基幹技術開発事業」の課題の一つで、韓国電子通信研究院(ETRI)が4年をかけて開発した韓英自動通訳技術を基に作成された。
 知識経済部とETRIは中小企業と協力し、自動通訳分野の市場開拓に乗り出す方針だ。仁川でアジア競技大会が開催される2014年までに日本語と中国語、江原道・平昌で冬季オリンピックが行われる2018年までにスペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語の自動通訳技術の開発に取り組む。
 一方、GenieTalkの試験サービス開始行事が17日に韓国観光公社で催される。この場で観光公社とETRIは、韓国内外へのGenieTalkの紹介と、観光公社が保有する外国語観光用語データベースの通訳サービスへの利用に向け、業務協力の協定を結ぶ予定だ。

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