【ソウル聯合ニュース】韓国外交通商部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は16日の会見で、ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げつけ、国内で服役している中国人の男の処遇について「国内法と国際法、人道的な見地を総合的に考慮して判断する」と述べた。身柄引き渡し問題については未定としている。
 男は今年1月、4本の火炎瓶を日本大使館に投げつけ外壁を焦がした。調べに対し、自分の祖母が旧日本軍の従軍慰安婦にされ、日本に腹を立てていたなどと供述していた。建造物放火未遂罪などで懲役10月の判決を受け、現在服役中で、来月8日に出所を予定している。
 男は日本に滞在していた昨年12月26日、東京の靖国神社に火炎瓶を投げ込む事件を起こしている。
 日本は犯罪人引き渡し条約に基づき男の引き渡しを求めている。一方、中国は国外退去の形で自国に送還するよう要請しており、韓国政府が処遇に頭を悩ませている。

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