【ソウル聯合ニュース】韓国と米国は16日にソウルの外交通商部で次官級戦略対話を開き、両国の懸案や北東アジア情勢などについて話し合う。
 外交通商部の安豪栄(アン・ホヨン)第1次官と、米国務省のバーンズ副長官が首席代表を務める。韓米間の信頼と協力を基盤に、中長期的な韓米同盟の発展方向を話し合う予定だ。
 韓米はともに大統領選を控えており、朝鮮半島状況の安定的な管理に向け緊密に協力することを確認するとみられる。両国はこれまでも多様な外交チャンネルを活用し、北朝鮮の挑発防止へ外交的な努力を傾けてきた。
 域内問題も話し合う見通しだ。米国はアジアの国家間紛争を平和的に解決する必要があると強調しながら、独島と歴史問題で生じた韓日間の外交的あつれきの緩和に努めるものと予想される。
 韓米次官級戦略対話は、懸案協議にとどまらず、中長期的な観点から地域および世界的な問題を包括的に話し合うという趣旨で、2006年に始まった。
 今回の対話は、バーンズ副長官のアジア歴訪の一環で行われる。同副長官は14~15日に日本を訪問後、来韓した。続いて中国を訪れる。
 一方、韓日米は17日に日本で、北朝鮮核問題を話し合う局長級協議を行う。米国務省のデービース北朝鮮担当特別代表は同協議に出席した後、18~20日に韓国を訪問する予定だ。

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