【ソウル聯合ニュース】韓国政府関係者は12日、「東海」と「独島」の表記について、来年に世界地図の全数調査を行う方針を明らかにした。政府の正式調査は2009年以来。
 世界の地図では日本名の「日本海」「竹島」と明記されている場合が依然多く、韓国政府は表記の変更を要請している。これまでの活動の成果を確認し、今後の対応策を講じるのが狙い。
 調査は外交通商部が在外公館を通じ、主要国の地図を入手し、分析する形で行われる。各公館では現地の地図を確認し、表記状況を随時報告しているが、全数調査は調査対象や期間を定め、集中的に行う正式調査だ。対象となるのは開発途上国の地図製作に影響を与える米国や英国、フランス、イタリア、スペインなどの地図。
 2009年に72カ国・地域の944の地図を対象に行った調査では、「東海」の単独表記と「東海」「日本海」の併記が全体の28.7%を占めた。2007年の調査に比べ4.9ポイント上昇している。外務省が2000年に実施した調査で「東海」と表記されている地図は全体の2.8%にすぎなかった。
 「独島」については今回が初めての正式調査となる。2008年に米国地名委員会が独島を韓国領土として記載したことを受け、韓国政府は世界地図の調査に乗り出し、「独島」の単独表記を求める活動を展開してきた。
 来年の調査は政府の独島対策班を中心に取り組む。調査のための予算も編成したという。

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