NANTAの公演の様子(提供写真)=(聯合ニュース)
NANTAの公演の様子(提供写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】厨房を舞台に繰り広げられる韓国の人気ノンバーバル(非言語)パフォーマンス「NANTA(ナンタ)」が10日、15周年を迎えた。
 ナンタは1997年に初演された。年齢や国境を越え、誰もが楽しめるのが魅力。42カ国・地域の278都市で公演し、計約770万人を動員した。公演関係者は東日本大震災の翌週に東京公演を予定通り行い、観客から「勇気をもらった」と言われたことが最も印象に残っていると話す。
 ナンタはソウル市内に3か所など、国内外に5か所の専用劇場を設けている。中でも、ソウルの明洞劇場は日本人観光客が全体の6~7割を占める。この日は開演前、観客に15周年を祝う「バースデーソング」を歌ってもらうイベントもあった。
 公演は支配人から結婚式の料理を作るよう指示を受けた4人の料理人が包丁やまな板などでリズムを取りながら料理を作っていくストーリー。観客をステージに上げるなどして、会場は終始笑いに包まれていた。
 劇団の唯一の外国人女優、岩本柚香さん(30)は「お客さんに笑ってもらう時が一番うれしい。これからも頑張っていきたい」と応援への感謝を語った。

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