ガス流出が起きた被災地で検査のため、住民の採血が行われている=8日、亀尾(聯合ニュース)
ガス流出が起きた被災地で検査のため、住民の採血が行われている=8日、亀尾(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国南東部の慶尚北道亀尾市で発生したガス爆発事故の2次被害が拡大していることを受け、韓国政府は8日、有害物質のフッ化水素酸(フッ酸)による被害を受けた一帯を特別災難(災害)地域に指定して支援することを決めた。
 事故は先月27日、同市内の産業団地にある化学製品・化粧品製造会社の工場で発生。フッ化水素酸をタンクローリー(20トン)から工場内へ供給中に爆発し、5人が死亡した。今月7日までに3000人以上の地元住民が腹痛など訴え病院で検査を受けたほか、一部住民は隣町などに自主避難した。
 特別災害地域に指定されると、農作物や畜産物、住民の健康に対する被害などについて行政・財政的な支援を受けることができる。

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