【ソウル聯合ニュース】青瓦台(大統領府)の千英宇(チョン・ヨンウ)外交安保首席秘書官は7日、韓国の弾道ミサイルの射程距離を従来の300キロから800キロに延長する内容を盛り込んだ「新ミサイル政策宣言」を発表した。
 射程距離を800キロに延長するとともに、300キロ以上の無人飛行機(UAV)の搭載重量も500キロから2.5トンに拡大する。800キロになれば、北朝鮮全域が射程に入る。
 ミサイル弾頭の重量は、射程距離800キロの場合も500キログラムに制限されるが、射程距離が短い場合は重量を増やすことができる「trade off」の原則を適用する。
 韓国政府は09年初めから政府内に特別チームをつくり、10年9月から米国とミサイル指針の改定交渉を行ってきた。
 今回の改正は11年ぶり。01年につくられた現行の指針は弾道ミサイルの射程距離を300キロ、弾頭の重量を500キロに規定している。

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