明洞の化粧品店で買い物をする観光客ら(資料写真)=(聯合ニュース)
明洞の化粧品店で買い物をする観光客ら(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の観光名所として知られるソウル・明洞がコスメストリートに変わりつつある。
 化粧品業界によると、3日現在でソウル・明洞にある化粧品店はドラッグストアを含め26ブランド81店舗に上る。
 2008年には21店舗に過ぎなかったが、2010年に35店舗、それから2年で2倍以上に増えたことになる。
 主要ブランドはこの地域の主要ビルの1階に先を争うように入店し、ほかの業種を押しのける勢いだ。
 2009年には、毎年発表される公示地価で「全国で最も高い土地」として有名な売り場に化粧品メーカー「ネイチャーリパブリック」が入店し話題になった。
 狭い区域にひしめき合うように化粧品店が急増しているのは明洞が「韓流ショッピング」の拠点として外国人に認知され、観光の必須コースになっているためだ。
 業界関係者は、地理的に観光客が立ち寄りやすいソウル中心部にあり、化粧品を大量に買う外国人観光客が多いため一つのブランドが複数の店舗を運営しても十分な売上が確保できると説明する。
 主要ブランドの売上は、ミシャとエチュードハウスは月平均30億ウォン(約2億1100万円)、ザ・フェイスショップ、ネイチャーリパブリック、イニスフリーは25億ウォン以上と推定される。
 ある業界関係者は、化粧品店が柱となって韓国観光を支えていることを評価しながらも、「同じ業種の店ばかり増え、商圏の多様性が薄れ競争力を失う可能性もある」と懸念を示した。

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