【ソウル聯合ニュース】韓国の昨年の放送コンテンツ輸出額が前年に比べ6.0%増えたことが2日、分かった。
 韓国コンテンツ振興院が8月20~31日に地上波放送局、ケーブルテレビ局、独立制作会社など113社を対象にアンケートを実施し、42社から回答を得てまとめた「2011年放送コンテンツ輸出現況および示唆点」によると、韓国は昨年、合計4万2250編の放送コンテンツを輸出した。輸出額は2億2789万1000ドル(約177億8500万円)で、前年比6.0%増加した。
 輸出額のうち、地上波放送局の輸出額が2億1375万ドルで、全体の93.8%を占めた。ケーブルテレビ局は1356万7000ドル。全体に占める割合は6.0%にとどまったが、前年に比べ2.34倍増加した。
 ジャンル別では、ドラマが1億6694万8000ドルで全体の81.9%を占めた。次いでドキュメンタリー(2349万ドル、11.5%)、娯楽(1046万5000ドル、5.1%)の順だった。
 同院は、ケーブルテレビ局がここ2~3年間、独自制作などを通じて番組の質を高め、地上波放送局にはなかった新しいジャンルのドラマやバラエティー、音楽番組の制作に力を注いだことが輸出額の増加につながったとの見方を示した。
 放送コンテンツの輸出先は依然、日本や中国に偏っている。輸出額の64.3%は日本向けが占め、次いで台湾が10.9%、中国が10.5%と、これら3カ国・地域が占める割合が85.7%に上る。
 一方、昨年の放送コンテンツの輸入も前年比6.2%増加した。輸入額は1億996億2000ドルで、ケーブルテレビ局の輸入額が全体の96.0%を占めた。昨年開局した総合編成チャンネルが初期に海外の番組の輸入に依存したほか、ほかのケーブルチャンネルもさまざまな番組の輸入を通じて競争力を強化しているためとみられる。

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