【ソウル聯合ニュース】韓国政府は国連で旧日本軍の従軍慰安婦問題解決に向け、日本政府に対する圧力を強めていく方針だ。 
 政府は国連総会の基調演説で初めて慰安婦問題を取り上げたのに続き、3日から開かれる国連の第3委員会で「日本」と「慰安婦」に直接言及し、日本側の責任ある対応を要求する。政府当局者は1日、聯合ニュースの電話取材に対し、「主に人権・女性について協議する第3委員会では過去も直接言及することで慰安婦問題を強く提起してきた」とした上で、「今回も日本を強いトーンで圧迫していく」と話した。
 これに先立ち、韓国外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官は28日、国連総会で演説を行い、「武力紛争下での女性に対する性暴力根絶問題」「戦時の性暴力」という表現で慰安婦問題を取り上げ、被害者の救済と賠償、加害者の処罰などを要求した。外交的な関係を考慮し、「日本」と「慰安婦」という単語は使用しなかったものの、日本に対し、慰安婦問題の「反省」と「責任ある対応」を求めた。
 韓国政府は第3委員会で「慰安婦問題に対する法的責任はなくすでに解決済み」とする日本側の主張の不当性を指摘し、日本の法的責任も本格的に提起する考えだ。また、今後も国際舞台で「普遍的人権」問題として慰安婦問題を取り上げ、国際世論に訴えながら日本に対する圧力を強めていく計画だ。

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