【ソウル聯合ニュース】韓国で伝統的に女性が多い産業に男性が進出し、男性が多い職種には女性の進出が増えていることが1日、分かった。
 韓国統計庁によると、2011年現在、宿泊・飲食業界で働く男性は64万6192人と前年より6.9%増えた。この業種で働く男性は、2008年に1.5%、2009年に3.8%、2010年に1.9%と増加傾向にある。女性の割合は2007年の67.2%からこの4年で2.2%下がっている。
 保育施設、高齢者福祉施設を含む保険業・社会福祉サービス業では、男性の従事者が2011年に前年比7.4%増加した。女性の増加率(4.3%)を圧倒している。
 運送業は男女比率が8対1で、もともと男性従事者が多い業種だが、2011年の女性従事者は19.8%増加した。男性はこの数年間増加傾向にあったが、同年には1.6%減となった。
 統計庁関係者は、男性の割合が多い1955~1963年生まれのベビーブーム世代が退職の時期を迎え、コーヒー専門店やのり巻き専門店などの飲食店を創業するケースが増え、女性従事者の割合が減っていると説明した。女性も家計を支えるため、個人タクシーや代行運転に従事する人が増えているという。

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