【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は28日、北朝鮮に対し韓国大統領選(12月19日実施)への介入の試みを中断するようあらためて促した。
 金炯錫(キム・ヒョンソク)報道官は同日の会見で、北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」の報道官が朝鮮中央通信記者の質問に答える形で大統領選に関する言及を行ったことに触れ、「これは度を越した行為で直ちに中断すべきだ」と指摘した。
 同委員会報道官は27日、韓国与党セヌリ党の公認大統領候補、朴槿恵(パク・クンヘ)元同党代表が、父親の故朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領が1961年に起こした軍事クーデターや独裁的な維新体制などで被害を受けた人々とその家族に対し公式に謝罪したことについて、「歴史的事実に対する歪曲(わいきょく)だ」と強く非難した。
 同部の柳佑益(リュ・ウイク)長官も27日の記者懇談会で「北朝鮮メディアが大統領選に介入しようと試みる報道や論評の回数をかなり増やしているのは事実だ」とし、選挙への介入を即刻中断するのが正しいと述べた。

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