【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の柳佑益(リュ・ウイク)長官は27日、北朝鮮の国会にあたる最高人民会議で経済改革と関連した措置が取られなかったことについて、「まだ(改革を)普遍的な制度として推進する段階ではないのだろう」と述べた。
 柳長官は住民の生活向上のために具体的な施策を取るかどうかが、北朝鮮の変化を判断する基準だとした上で、最高人民会議で経済関連措置が取られなかったことを残念がった。
 北朝鮮の漁船が黄海上の南北軍事境界線と位置付けられる北方限界線(NLL)を侵犯していることについては、「偶発的なことではないので警戒している」と話した。
 北朝鮮が年末に行われる韓国大統領選に介入しようとしていることについては、「度を越した介入の試みは即時中断すべき」とした。
 また、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の実妹で、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の後見役とされる金敬姫(キム・ギョンヒ)朝鮮労働党書記がシンガポールの病院に入院しているとされる報道については、「特に確認事項はない」と述べた。
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