【ソウル聯合ニュース】韓国金融監督院が27日に発表した8月末の個人向け融資の延滞率は、前月比で0.08ポイント上昇の1.01%となった。1%を超えたのは、2006年10月以来。
 住宅ローンの延滞率は0.91%と、同0.08ポイント上がった。「集団貸出」の延滞率が1.90%に上昇したのが影響した。集団貸出とは、マンションの入居者などがつくる特定団体で一定の資格を持つ人を対象に、個別審査ではなく、一括承認で行われる融資を意味する。
 金融監督院は集団貸出をめぐる紛争が増えたためと分析している。また、景気低迷により、元利金の返済が滞った側面もあると説明した。
 一方、企業向け融資の延滞率は1.73%から1.98%と、0.25ポイント上昇した。2011年11月以来の高水準。金融監督院は「輸出鈍化と不動産景気の冷え込みが影響した」としている。
 個人向け融資と企業向け融資を合わせた延滞率は0.18ポイント上昇の1.54%となった。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0