5カ年計画は▼出版需要の掘り起こしと流通システムの改善▼優れた出版コンテンツの制作活性化▼電子出版・新成長エンジンの育成▼海外への「出版韓流」普及▼出版文化産業の持続成長に向けたインフラ拡充――という五つの政策課題を設定。5年間で総額2038億ウォン(約141億円)の予算を投じる。
需要の掘り起こしに向けては家庭での図書購入費に対する税制支援などを進め、コンテンツの制作と関連しては公募展の開催や一人出版社の起業支援などを行う。
電子出版分野ではコンテンツ公募展や優秀な電子書籍1万点の制作支援を行うほか、違法コピーの防止や電子書籍の普及にも力を入れる。
韓国の新刊発行部数が2010年の1億200万部から昨年には1億部に減少するなど、紙の本を中心とする出版産業は縮小傾向なのに対し、電子出版市場の規模は昨年の2億8000万ドル(約218億円)から2015年には4億ドルに成長すると見込まれている。
また、「出版韓流」の普及には614億ウォンの予算を割り当て、韓国出版文化産業振興院への「出版輸出支援センター」設置、言語・ジャンル・分野別の翻訳者プール構築などを進める。
出版産業の持続成長に向けては、総合的な出版関連情報を提供する統計システムを構築するほか、出版産業総合支援センターも設置する。
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