グローバル流動性は2008年の世界的金融危機以前まで急速に増加し、その後危機の影響で縮小したが米国、欧州、日本の流動性供給拡大で危機以前の水準に回復したと診断している。
しかし同報告書は、「欧州債務危機、世界景気の萎縮とリスク回避の動きが強まり民間信用創出が活発ではなく、最近の状況は2008年の金融危機以前のグローバル流動性過剰状態ではない」と指摘している。
米国、欧州、日本などから市場に流れた資金が自国の民間部門に流入することなく停滞し、現在の状況は過剰状態とは言えないという意味だ。
同報告書は韓国に対し、「資本流入の変動性が相対的に大きいという点を踏まえ、急激な資本流出入に備えるべきだ」と勧告した。
また、「グローバル流動性および資本移動に対するモニタリングを強化し、不安定な銀行の借り入れと債権資金が過度に増えていないか早期に把握しなければならない」とした。
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