【ソウル聯合ニュース】韓国政府は、尖閣諸島と独島をめぐる日中、韓日の領土紛争により、韓日中が締結を目指す自由貿易協定(FTA)の交渉に悪影響が出かねないと懸念を強めている。
 外交通商部の崔京林(チェ・ギョンリム)FTA交渉代表は26日の定例会見で、「11月に韓日中FTAの交渉開始宣言が予定されているが、FTAの交渉を開始すること自体が高度な政治的な行為だ」と述べた。
 韓日中は今年5月の3カ国首脳会談で年内の交渉開始宣言を約束したが、外交上の紛争が深刻化すれば約束の履行が難しくなるとの懸念を表明したものだ。
 崔代表はただ、実務レベルがひとまず交渉を始めることで合意すれば、政治状況の変化にかかわらず交渉が進められると見通した。

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