【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は26日、北東アジア情勢と関連し、「歴史認識と領土・領有権問題をめぐり政治的対立と軍事的緊張が増している」との見解を示した。
 忠清南道・鶏竜台(陸海空三軍統合本部)で開かれた第64周年国軍の日記念式で述べた。北東アジア地域は21世紀の世界政治・経済の中心として浮上しているが安保環境は流動的で不安定になっているとの見方を示した。
 韓日間、日中間の領土領有権をめぐる対立が増し、北朝鮮の指導体制改編後に増している安保分野の不安要素を指摘したとみられる。
 李大統領は「わが軍が真の先進精鋭軍となるには越えるべき山が多く、数多くの挑戦が待ち受けている。北朝鮮は核とミサイルの開発を依然として放棄しておらず、北東アジア地域は好機と挑戦を同時に迎えている」と説明した。
 また、安保環境の変化に備えるため国防改革を持続的に進め、軽くて速い組織、効率性としっかりした基礎を築いた軍を目指すべきだとした上で、有事作戦統制権の韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官が兼務)から韓国軍への移管(2015年12月)に備え韓国軍主導の連合防衛能力を高めるよう注文した。

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