【ソウル聯合ニュース】韓国外交通商部はメディア対応や文化交流を支援するための「公共外交力量強化」予算として、50億ウォン(約3億5000万円)を新たに盛り込んだことが26日、分かった。
 「公共外交」は外交官だけでなく民間も参加し、外国との交流を深める取り組み。「外国人の心をつかむ外交」ともいわれる。
 外交通商部は昨年、「公共外交大使」を新設し、今年は部内の文化外交政策課の名称を公共外交政策課に変更するなど、公共外交の活性化に力を入れている。
 外交通商部は公共外交の一環として、K-POPブームが起きている新興市場への支援を強化する方針だ。文化交流を支援する文化院が設置されているのは世界23か所にとどまっており、中南米や中東、アフリカなどでは文化イベントの開催が困難だった。これらの地域でK-POPや韓国料理、テコンドーなどをまとめた文化イベントを開く予定という。
 外交通商部当局者は「公共外交を通じ、国際社会で韓国に対する理解と友好的な認識を広めるのは、長期的な国の発展にも非常に重要だ」と説明した。

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