【ソウル聯合ニュース】年末の大統領選に無所属で出馬することを表明した安哲秀(アン・チョルス)氏が支持率を伸ばし、与党セヌリ党の公認大統領候補、朴槿恵(パク・クンヘ)元同党代表との対決でも接戦となっていることが、24日に実施された世論調査で分かった。
 総合編成チャンネルjTBCが世論調査会社のリアルメーターに依頼して行った大統領選支持率の世論調査で、朴氏が36.4%、安氏が32.0%、最大野党・民主統合党の公認候補に選出された文在寅(ムン・ジェイン)氏が20.4%となった。
 調査は朴氏が父親の故朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領政権時の独裁的な維新体制などで被害を受けた人々とその家族に対し公式に謝罪した24日に、全国の有権者1500人を対象に行われた。
 朴氏と安氏の支持率の差は4.4ポイントだった。
 前回(9月17~21日)の調査と比べ、朴氏は1.1ポイント減少し、安氏は4.8ポイント増えた形だ。文氏は2.2ポイント下がった。前回、朴氏と安氏2人の差は10.3ポイントだった。
 安氏と朴氏が一騎打ちになる場合、50.9%対40.9%で安氏が朴氏を上回った。前回の2.8ポイント差から大きく開いた形となった。
 文氏と朴氏の対決でも文氏が48.3%で朴氏(43.3%)を5ポイント上回った。差は前回の2ポイントよりも広がった。
 安氏と文氏の対決では安氏が42.1%で、文氏(36.9%)に5.2ポイント差をつけ前回の調査から逆転した。
 リアルメーターは、「各種世論調査で安氏の優勢が伝えられたため、安氏に支持が集中するバンドワゴン効果が今回の世論調査結果に反映されたようだ」と説明した。また、「朴氏の公式謝罪が支持率にどう影響するかは、あと数日しないと分からないだろう」と話した。

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