【ソウル聯合ニュース】韓国の大韓商工会議所は25日、製造業2500社を対象に10~12月期の景況判断指数(BSI)を調査した結果、基準値の100を大きく下回る74となったと発表した。前期比で14ポイント下落した。世界金融危機が発生した2009年4~6月期以来の低水準となる。
 BSIは基準値の100を超えると企業の景況感が過去の平均を上回ったことを意味し、100未満ならその逆となる。
 BSIは2009年7~9月期に110を記録してから約2年間、高い水準を維持してきたが、2011年10~12月期から基準値を割り込んだ。
 今年8月の大企業のBSIは15ポイント低下の69だったのに対し、中小企業は14ポイント低い75となり、大企業の景況感が中小企業より厳しいことが浮き彫りになった。輸出企業(93から87に低下)よりは内需企業(87から71に低下)の景況感悪化が目立つ。
 企業経営の圧迫要因にとしては、消費心理の冷え込み(68.5%)を挙げた企業が最も多かった。年末の大統領選に伴う企業関連政策の変更(15.1%)、政府の規制(6.8%)なども指摘された。 

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