【ソウル聯合ニュース】米ブルームバーグは24日、尖閣諸島の領有権をめぐる日中の対立を受け、今月末からの大型連休に日本旅行を計画していた中国人観光客が韓国に流れ、韓国の旅行業界が利益を得る見通しだと報じた。
 ブルームバーグによると、中秋節と国慶節(建国記念日)の8連休(9月30~10月7日)に旅行先を日本から韓国に変更する中国人は10万人に達すると見込まれる。
 米シティグループも、同期間に日本旅行を計画していた中国人の4割以上が予約をキャンセルし、韓国または東南アジアに向かうと予測している。
 また、韓国観光公社は8連休に韓国を訪れる中国人観光客が前年同期比36%急増すると見込んでいる。
 ブルームバーグは、日中の領土問題のほか、中国の経済成長や中国人観光客に対する韓国のビザ発給要件緩和、韓流ブームなどが、中国人の足を韓国に向けさせていると分析している。

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