独島体験館に設置された島の模型=14日、ソウル(聯合ニュース)
独島体験館に設置された島の模型=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】独島の自然と歴史を体験できる「独島体験館」が14日、ソウル市中心部にあるビルの地下1階にオープンした。同日行われた開館式には韓国教育科学技術部の李周浩(イ・ジュホ)長官や東北アジア歴史財団の鄭在貞(チョン・ジェジョン)理事長ら約150人が出席した。
 体験館は独島の歴史を紹介する「歴史未来館」、島の海などを仮想体験できる「4D映像館」、「自然館」、「企画展示館」で構成されている。
 鄭理事長は同体験館について、「韓国だけでなく、世界に向け独島に関する正しい情報を発信する基地になるだろう」と期待を寄せた。
 李長官は「日本政府は独島を紛争化させるため、国際司法裁判所への提訴準備や海外向け広報など、さまざまな方法を使っている」と指摘。韓国政府は長期的で体系的な対応策を講じており、体験館はこうした努力の一環だと説明した。
 体験館には日本メディア関係者も多数来場した。時事通信ソウル支局の吉田健一支局長は「日韓関係が緊張関係にあり、日本でも竹島問題に関心が高く、取材に訪れた」と話した。
 一般観覧は15日からで、入場は無料。開館時間は午前9時から午後6時までで、日曜日は休館する。1月1日を除き祝日も開館する。

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