【ソウル聯合ニュース】韓国広報専門家として知られる誠心女子大学教養教育院の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授は14日、日本外務省が独島を日本固有の領土と主張する広告を掲載した日本のメディアに独島に関する日本語の資料を送った。
 徐教授は野田佳彦首相をはじめ日本の閣僚にも韓国の独立記念館が発行した日本語版冊子「世界の人々の独島の真実を理解するための16ポイント」を発送した。
 冊子を発送するため東京を訪問した徐教授は、資料とともにマスコミの使命を指摘する内容の手紙も同封した。手紙では、マスコミは正確な事実だけを読者に伝え、日本政府の過ちはマスコミが指摘し正しい世論を形成すべきだと主張し、「今後は日本国民に正確な真実を伝えてほしい」と求めた。
 徐教授は、資料を送ることになった理由について、「外務省の広告が間違った情報だということを知らせるため」と説明した。東京に来て、外務省の広告に対する日本国民の反応はあまり大きくなく、日本政府が自国のメディアに広告を掲載したことは政治ショーにすぎないということを感じたと述べた。
 徐教授は来月から旧日本軍の従軍慰安婦や独島に関する広告だけでなく、旭日旗の使用禁止を訴える広告キャンペーンを展開する計画だ。

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