【ソウル聯合ニュース】ついにベールを脱いだ米アップルの新型のスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」に対し、韓国の証券業界では「期待以上の革新はなかった」と口をそろえた。
 アップルが言うように「世界で最も軽くて薄いスマートフォン」であることは確かだが、競合企業の製品より優れているとは言えないとの判断だ。外信も「大躍進はなかった」との見方が大勢を占めた。
 アイエム投資証券関係者は「革新を強調してきたアップルだが、今回の新機種では改善の痕跡が見えるだけ。従来機種を超えるメリットは見当たらない」と指摘した。
 イートレード証券関係者は「軽さ、薄さなど従来機種より改善した点が消費者にメリットとなるかは発売以降に判断されるだろう」と話した。
 トーラス投資証券の研究員は「アップルが内部的に革新につまずいているとみられる。サムスン電子、LG電子など韓国携帯電話メーカーがその恩恵を受けるだろう」と予測した。
 年末と予想される韓国での販売と関連しては「大きな反響を巻き起こせない」とした悲観論と、高速無線通信「LTE」に対応しているため大きな人気を得るとの期待が交差している。
 韓国ではSKテレコムとKTが取り扱う予定。専門家らは「iPhone5」が発売初週に1000万台売れると予想しており、来年には1億5000万~2億4000万台が出荷されるとみている。

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