【ソウル聯合ニュース】韓国100大企業の取締役1人当たりの平均年俸は8億5000万ウォン(約5800万円)で、サムスン電子の取締役の年俸が最も高いことが13日、分かった。
 金融監督院の電子公示システムなどによると、昨年の売上高上位100社のうち、取締役の年俸が最も高かった企業はサムスン電子で、1人当たり平均109億ウォンだった。同社の年俸には数年間にわたり支給されるボーナスが一部含まれている。
 サムスン電子に次いで、サムスンSDI(35億4000万ウォン)、CJ第一製糖(28億9000万ウォン)、ハンファケミカル(28億5000万ウォン)、サムスンテックウィン(23億3000万ウォン)、ハンファ(21億3000万ウォン)、現代自動車(21億ウォン)、サムスン重工業(18億2000万ウォン)、現代製鉄(16億2000万ウォン)、現代モービス(15億2000万ウォン)が後に続く。サムスンSDIとサムスンテックウィンは退職金が一部含まれた。
 100社のうち、一般社員の平均年俸が最も高い企業は現代自動車で、8900万ウォン。次いで、起亜自動車(8400万ウォン)、現代モービス(8300万ウォン)、漢拏空調(7900万ウォン)、サムスン電子(7800万ウォン)、現代重工業(7800万ウォン)、サムスン重工業(7600万ウォン)、韓国航空宇宙(7600万ウォン)、韓国フランジ工業(7600万ウォン)の順だった。
 取締役と一般社員の年俸の格差が最も大きかったのもサムスン電子で139.7倍だった。格差が最も小さかったのは南海化学で2.1倍にとどまった。
 昨年の100社の平均年俸をみると、取締役は8億5000万ウォン、一般社員は5700万ウォンで、格差は14.9倍だった。
 大企業と中小企業の賃金も格差が大きかった。
 6月末現在、中小企業(従業員数5~299人)の社員1人当たりの月平均賃金は265万6000ウォンで、大企業(従業員数300人以上)の平均賃金417万1000ウォンの 63.7%にすぎなかった。

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