金融通貨委員会を主宰する金仲秀(キム・ジュンス)総裁=13日、ソウル(聯合ニュース)
金融通貨委員会を主宰する金仲秀(キム・ジュンス)総裁=13日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は13日の金融通貨委員会で、政策金利を年3.00%に据え置くことを決めた。
 政策金利は2011年6月に3.00%から3.25%に引き上げられて以来、12か月連続で据え置かれていたが、7月は市場の予想に反して13か月ぶりに利下げが発表された。その後、2か月連続の据え置き。
 欧州と米国の経済政策の対応方向を見守るとの判断が今月の据え置き要因として作用した。欧州中央銀行(ECB)と米連邦公開市場委員会(FOMC)が追加の金融緩和に踏み切るかどうかを見守ってから韓国の政策金利を調整しても遅くないと判断した。
 利下げの効果が成長に及ぼす影響が不透明な状況の中で、今月に利下げに踏み切れば、今後の政策対応余力がそれだけなくなることも考慮された。世界景気の低迷が長期化する可能性に備え、「利下げカード」を残しておく必要があったためとみられる。
 民間シンクタンクのLG経済研究院関係者は、「欧州などの景気浮揚策が韓国経済に及ぼす影響は少なくないため、韓国銀行としては対応方向を見守るため据え置きを決めたようだ」と話した。

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