【ウラジオストク聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は9日、ロシア・ウラジオストクで開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の日程を終え、次の訪問先、デンマーク領グリーンランドに向けて出発した。
 李大統領は8日から2日間行われた同会議で、各国が保護貿易主義を取ることに警鐘を鳴らし、APECが域内の貿易自由化を強化し長期的にアジア太平洋自由貿易地帯をつくるべきだとの考えを強調した。
 今回の会議は「成長のための統合、繁栄に向けた刷新」をテーマに、貿易・投資自由化および地域経済統合、安定的供給網の構築、革新的な成長促進などについて意見が交わされた。
 会議期間中に李大統領はロシアのプーチン大統領、米国のクリントン国務長官らと会談し、外交・安保や経済分野の懸案について協議した。
 グリーンランドでは資源開発や北極航路協力などを協議する。また世界自然遺産のイルリサット・アイスフィヨルドを視察する予定。グリーンランドの後、ノルウェーとカザフスタンを歴訪する。

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